目次
- 1 H1. 医学英語学習のコツ
- 1.0.1 日本語と英語は構造自体が異なります。その結果、ついつい日本語につられて、直訳されている英訳が多く見受けられ、通じなくなっているケースについて危惧されています。ですから、英語圏のドクターが用いている世界的に通じる医学英訳の重要さを訴えています。
- 1.0.2 一例として、ご存知のように、 日本語は、主語や、目的語さえなくても、医療現場での日常会話は行われています。 英語では、必ず、主語述語を明確に一致させる構造になっています。 ですから、初心者の日本人医師の方々のなかで、直訳により、主語述語が一致していない英訳が使われ、通じない英訳例もしばしばみられるとのことです。
- 1.0.3 そのほか、頻度の高い改良点について、以下具体例を挙げてわかりやすくビデオで説明しています。 考え方を知るだけで、通じる英語での医療の説明がしやすくなります。
- 1.0.4 わかりやすく、説明されています。ご参考になれば幸いです。
- 1.0.5 1 直訳は誤訳誤診につながるリスクが高い。
- 1.0.6 2対処法の一つとして、自分で直訳を考えるのではなく、
- 1.0.7 すでに、英語圏の医師によって用いられている既存の単語、フレーズ。慣用表現を用いる。
- 1.0.8
- 1.0.9 続いて、MDメディコムで行っている、医療英会話のトレーニング方法のご紹介ビデオを予定しております。これまで、受講生の方々は、短時間で目的を達成できたと多くコメントをいただいております。
- 1.0.10 是非、お楽しみに。(Dr. Harkins)
- 1.1
- 1.2 H2.【重要点 1】 直訳は大半通じない‐
- 1.2.1 対策:専門分野テーマ別に用い垂れている英語圏のネイティブ医師による、既存の単語、フレーズ慣用句を用いる】
- 1.2.2 以下例を挙げます。
- 1.2.3 導入
- 1.2.4 日常医療現場での日本を直訳すると、多々通じにくいことが、あります。なぜでしょうか。
- 1.2.5 それは、日常用いている医療現場での日本語の直訳は、つまり、日本語一語ずつを英単語に置き換えても、英文として、意味が成立しなくなることが多々あるためです。
- 1.2.6 ネイティブ米国医師チームとともに、なぜ、「直訳をすることで、意味が通じなくなるか。」について、分析した結果、共通したいくつかの要因が分かってきました。
- 1.2.7 例えば、直訳によって、「適切でない用語の選択」をすると、日本の医師と英語圏患者(または英語圏医師)間での医学的内容を理解するうえで、誤解が生じ、結局通じなかったり、命に係わる深刻な問題につながりかねないとの報告があります。次に少し例文を挙げてみましょう。
- 1.2.8
- 1.2.9 導入
- 2
- 3 &
- 4 H2.drugとmedicineの違い
- 4.0.1 「drug」と「medicine」は、どちらも薬を意味する英語ですが、米国では”drug “の中に、違法ドラッグの意味を含む場合も多いです。日本では、“ドラッグストア” のように、ドラック=薬剤の意味で用いられています。多くの方も、耳にされておられるように、日本の日常会話で用いられているカタカナ語は、従来米国で用いられている意味と異なる場合が多々あります。医療では、この医学的内容の相違は、大きな誤解、誤診などにつながりかねないと、製薬会社でも注意を払っているわけです(参考文献:誤訳がもたらす多大な影響 – 日英・英日翻訳サービス クリムゾン・ジャパン)
- 4.0.2 .
- 4.0.3 一方で、medicineは薬を意味する言葉のなかで一般的に用いられますので、薬剤を英訳する場合は、”drug”より、”medicine” を用いた方が、無難と言えるでしょう。
- 4.0.4 次に、薬剤に関する慣用表現例を紹介します。(初級)
- 4.0.5
- 4.0.6 最後にミニ情報を紹介します。
- 4.0.7 国によって、病気の定義、分類、良く用いられる例え表現(メタファー)なども異なります。異なる場合は、医療表現の共通した概念を用いると、伝わりやすくなります。
- 4.0.8
- 4.0.9 例えば、カルテの記載方法は、国によって異なるのは、ご存知でしょうか。
- 4.0.10 例えば、米国では
- 4.0.11 “Amoxicillin 500mg po TID × 7days “#21”(アモキシシリンを1回量500mg 1日3回経口服用,計7日間,計21錠) Disp. “po”(経口投与),“TID”は1日3回,“Disp. #21”(Dispense,“#21”は21錠処方する)。po(per os,経口),I.V.(intravenous,静注),NG(nasogastric,経鼻管投与),QD(quaque die,1日1回),BID(bis in die,1日2回),TID(ter in die,1日3回),QID(quater in die,1日4回), q8h(hour)(8時間おき)。 hs(hora somni,就寝前),qAM(毎朝),qod(1日おき)
- 4.0.12
- 4.0.13 日本では
- 4.0.14 XX錠 2T1× 42TD (1日2錠,1日1回(1回2錠)を42日分) 「1日2回」は「b.i.d」,「食後」は「p.c.」や「n.d.E」「3回に分けて毎食後」「3×N」
- 4.0.15
- 4.0.16
- 4.0.17 H2【医学的内容を訳す】字すらを訳すと誤訳や通じないことが多い。
- 4.0.18 You Tubeの解説動画で、「高血圧」の説明をするとき、一語単語を間違えただけで、「拡張型心筋症」や「心臓肥大」などと、ネイティブ英語圏の医師に誤解される例を挙げています。
- 4.0.19 医学的内容に沿った「適切な単語を選ぶこと」は大切だと紹介しています。(Dr. Harkins)
- 4.1 解答 relaxes
- 4.2 【クリニックでの実践お役たち情報】
H1. 医学英語学習のコツ
日本語と英語は構造自体が異なります。その結果、ついつい日本語につられて、直訳されている英訳が多く見受けられ、通じなくなっているケースについて危惧されています。ですから、英語圏のドクターが用いている世界的に通じる医学英訳の重要さを訴えています。
一例として、ご存知のように、
日本語は、主語や、目的語さえなくても、医療現場での日常会話は行われています。
英語では、必ず、主語述語を明確に一致させる構造になっています。
ですから、初心者の日本人医師の方々のなかで、直訳により、主語述語が一致していない英訳が使われ、通じない英訳例もしばしばみられるとのことです。
そのほか、頻度の高い改良点について、以下具体例を挙げてわかりやすくビデオで説明しています。
考え方を知るだけで、通じる英語での医療の説明がしやすくなります。
わかりやすく、説明されています。ご参考になれば幸いです。
1 直訳は誤訳誤診につながるリスクが高い。
2対処法の一つとして、自分で直訳を考えるのではなく、
すでに、英語圏の医師によって用いられている既存の単語、フレーズ。慣用表現を用いる。
続いて、MDメディコムで行っている、医療英会話のトレーニング方法のご紹介ビデオを予定しております。これまで、受講生の方々は、短時間で目的を達成できたと多くコメントをいただいております。
是非、お楽しみに。(Dr. Harkins)
H2.【重要点 1】 直訳は大半通じない‐
対策:専門分野テーマ別に用い垂れている英語圏のネイティブ医師による、既存の単語、フレーズ慣用句を用いる】
以下例を挙げます。
導入
日常医療現場での日本を直訳すると、多々通じにくいことが、あります。なぜでしょうか。
それは、日常用いている医療現場での日本語の直訳は、つまり、日本語一語ずつを英単語に置き換えても、英文として、意味が成立しなくなることが多々あるためです。
ネイティブ米国医師チームとともに、なぜ、「直訳をすることで、意味が通じなくなるか。」について、分析した結果、共通したいくつかの要因が分かってきました。
例えば、直訳によって、「適切でない用語の選択」をすると、日本の医師と英語圏患者(または英語圏医師)間での医学的内容を理解するうえで、誤解が生じ、結局通じなかったり、命に係わる深刻な問題につながりかねないとの報告があります。次に少し例文を挙げてみましょう。
導入
&
H2.drugとmedicineの違い
「drug」と「medicine」は、どちらも薬を意味する英語ですが、米国では”drug “の中に、違法ドラッグの意味を含む場合も多いです。日本では、“ドラッグストア” のように、ドラック=薬剤の意味で用いられています。多くの方も、耳にされておられるように、日本の日常会話で用いられているカタカナ語は、従来米国で用いられている意味と異なる場合が多々あります。医療では、この医学的内容の相違は、大きな誤解、誤診などにつながりかねないと、製薬会社でも注意を払っているわけです(参考文献:誤訳がもたらす多大な影響 – 日英・英日翻訳サービス クリムゾン・ジャパン)
.
一方で、medicineは薬を意味する言葉のなかで一般的に用いられますので、薬剤を英訳する場合は、”drug”より、”medicine” を用いた方が、無難と言えるでしょう。
次に、薬剤に関する慣用表現例を紹介します。(初級)
最後にミニ情報を紹介します。
国によって、病気の定義、分類、良く用いられる例え表現(メタファー)なども異なります。異なる場合は、医療表現の共通した概念を用いると、伝わりやすくなります。
例えば、カルテの記載方法は、国によって異なるのは、ご存知でしょうか。
例えば、米国では
“Amoxicillin 500mg po TID × 7days “#21”(アモキシシリンを1回量500mg 1日3回経口服用,計7日間,計21錠)
Disp. “po”(経口投与),“TID”は1日3回,“Disp. #21”(Dispense,“#21”は21錠処方する)。po(per os,経口),I.V.(intravenous,静注),NG(nasogastric,経鼻管投与),QD(quaque die,1日1回),BID(bis in die,1日2回),TID(ter in die,1日3回),QID(quater in die,1日4回), q8h(hour)(8時間おき)。
hs(hora somni,就寝前),qAM(毎朝),qod(1日おき)
日本では
XX錠 2T1× 42TD (1日2錠,1日1回(1回2錠)を42日分) 「1日2回」は「b.i.d」,「食後」は「p.c.」や「n.d.E」「3回に分けて毎食後」「3×N」
H2【医学的内容を訳す】字すらを訳すと誤訳や通じないことが多い。
You Tubeの解説動画で、「高血圧」の説明をするとき、一語単語を間違えただけで、「拡張型心筋症」や「心臓肥大」などと、ネイティブ英語圏の医師に誤解される例を挙げています。
医学的内容に沿った「適切な単語を選ぶこと」は大切だと紹介しています。(Dr. Harkins)
解答 relaxes
【クリニックでの実践お役たち情報】