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コラム

熱・疼痛に関する 英語表現 & その他の症状 signs & symptoms

熱・疼痛に関する 英語表現 &その他の症状 signs & symptoms

この章では、「sing & symptoms 」に関する表現について紹介します。従来は、「sing & symptoms 」は、「兆候と症状」と訳されていました。現在は、「sign」は、客観的症状(医師による診断による、病名の特定につながる症状)、「symptoms」は 主観的症状(患者による訴え)と訳されています。

さて、医療施設では、様々な症状を訴えて受診する患者が常にいます。

この記事では、熱・疼痛に関するよく使われる英文例を紹介します。(初級)

熱及び痛みに関する英文例

以下は 「熱」に関する良く用いられる、必須表現です.

必須単語:解熱剤:fever reducers (antipyretics医学用語)

患者さんには ” fever reducer “を用います。

1.「どうされましたか」

様々な表現がありますが、まずは次の2文を言えるか確認しましょう。

How can I help you today?

What brought you here today?

2.「~についておかわりありませんか。 (英単語2語)

【解説】
これは、英語2語でお尋ねできます。

問)置き換えられる病名病態・症状を括弧内に記載しました。括弧内の青文字に入れて、表現を広げましょう。

Any change (in 病名・症状 )?
(your health history, your (joint) pain, stomach ache, your conditions. your symptoms, physical condition)

3.「熱は下がりましたか。 熱は高いですか。 いつからですか。(英単語2語)]

【解説】 日本語で省略されている主語の追加。

SVOの構文が会話では“SVOの構文”をもちいることが多いです。最も簡単な構文ですね。まず、述語を確認し、次に主語 最後に(主語 述語 目的語)の塊を一語のように話します。ここでは、「下がる」動詞の主語は「熱」です。 「出しておきましょう」の主語は 「a physician」 または「I 」を使います。

■必須単語

  • 熱が下がる:a fever goes down/drops

解答は

⇒Does the fever goes down? Since when?

 

3.「①熱が下がった後も2日間安定していれば、学校に行っていいですよ。」・「②熱が下がらない場合は、再度ご来院ください。」

【解説】

■必須フレーズ

  • 安定している:remain stable
  • 再受診する:   come back again

解説1)

Key 1:主語の追加:(based on Baker’s translation theory)

この文も、基本文型SVOを用います。
1.最初の動詞「下がる」の主語は「熱」
2個目の動詞「安定している」の主語は「状態」日本文では主語は抜けていますので追加します。
3個目の動詞「学校に行く」の主語は「患者you」 となり、各動詞の主語を追加するのがkey

Key 2:接続詞は内容を英訳する:( based on ABL approach)

日本語の接続詞にはいろいろな意味で用いられています。
例えば

  • ~し、~して、~すると、には、
    「そして」、「~ので、」「だから~」」等文の内容から、どの接続詞を「and 」,「and then」、「because」, 「so」、等のどれを選ぶかを決定します。
  • 「~よって」 を訳すと、日本人の多くは、「by」を選ぶ傾向にありますが、手段や受身の内容の場合に用います。一方、原因を意味している場合は「due to」,「because of」「as a result of 」「owing to」等を用いないと、誤訳になりますので、注意が必要です

【考え方 まとめ】

接続詞を内容から選んだあとに、述語と主語を確認し、基本文型SVO を作成しながら、全体を構成していきます。

解答は

① ⇒After the fever goes down, if your condition remains stable for two more days, you can go to school.

②⇒If your fever doesn’t go down, please come back here again.

言えましたか?

 

■最後に最新ミニ情報:COVID―19の起源についてのインタビューの要約を紹介します。

問題例)以下の内容を英語で説明しなさい。

【Interview 要約】 起源 (the origine of COVID-19)は、ウイルスの非自然的な起源(lab leak-based)かあるいは、自然的な起源(natural-based hypothesis)かどうかという議論が続きています。それは中国の武漢にあるウイルス研究所が、COVDI-19のウイルスの遺伝子操作をした可能性から、起源の疑いがかけられました。’There was no ongoing investigation. 中国の研究所のデータを公開する等の中国政府の協力は非積極的であるため、いまだに、結論つけられていません。(Alina Chan 2022) Alina Chan; Update on the Covid origin story — Vance Crowe

 

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さて

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